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September 26, 2013

鶏日記  9月26日 新しい試み

ずっと更新を怠っていました。
いそがしさを理由にパソコンに向って言葉を推敲することから逃げておりました。まめにブログを真面目に書くことは結構大変なことではありませんか?パソコンに向かう頃には感動は逃げてしまうのです。

実はスマートフォンにはできるかぎり替えないと決めていました。なのに朝起きたら突然、携帯電話が壊れており、あっさり誘惑に負けてしまいました。 経済観念からすれば、さまざまな利点を考えても私には贅沢感はいなめません。だからこそ文明の利器にコントロールされることなく意義ある使い方はなにか模索中です。もしかしたらパソコンより、思いついた時に文章を書くよい道具かもしれないと気付き、暫くぶりにブログ更新します。

この頃つくづく思うことは、二十年近く養鶏をやってきても、気づかなかったことが沢山あるということです。なぜこんなことに目がいかなかったのだろう?今年はよくそう思います。思い込みの怖さと意識次第なのかもしれません。秋雛がやって来て16日。他の仕事も増えるなかで、これからも鶏たちとどう向き合って行くか新しい試みをしました。鶏たちにとってもより良いことが重要です。

私は雛を初生(生まれて一日のまだお腹に黄身の栄養が残っている状態)から育てます。ほんとうは親の羽の下に守られるはずが、親はいません。孵卵場から連れて来て初めて目をあわせると、最初こそ親代わりくらいには感じてくれるようです。でもずっと一緒にいてあげられるわけではないので、次第に独立心旺盛になっていき、寂しいとともに少し可哀想です。

雛育て(育雛)は事故の起こりやすい最初の一週間、次の三週間を乗り切る事が大事です。一年に二回の育雛は、一年の最大の山場です。試行錯誤を繰り返し、最初の一週間は贅沢に床暖房の上で雛にとって何の心配もなく育てます。考えたのですが、小羽数なので専用施設を作るほうが割高なのです。

そうして今回はお天気を見て10日目。次の難関。外の空気に触れさせます。前回、春の育雛でこの時事故が起こりました。風上の成鶏の鶏舎からの埃がおそらくの原因、もしくは育雛に使った敷料になんらかの菌があったかもしれません。失敗を反省に風上からの埃と蚊よけをします。ずっと以前、目を蚊にさされて失明したことがあったからです。9月の育雛は台風と秋雨にも注意します。菌にとり適度な温度と湿度は病気の危険が多いからです。

外に出した時、寝る場所はヒヨコ電球の点いたダンボールの中です。最初の二、三日、夕方暗くなりかけにダンボールに入れてあげれば、自然に寝場所を覚えます。なのに今回は三日経っても入りません。入り口をわかりやすい方向にむけなかったのがいけなかったのか、今年の雛は賢くないのかと思っていました。
 ところが寒気の来た今日。夕方、いつになくぴーぴー鳴きながら、自分達でダンボールに入って行きました。私は何回教えても覚えないのに呆れて、昨日から勝手にさせていたのです。

雛は廃温(一ヶ月経って体温調整ができ、保温が不要になること)まで38度で暖めると言いますが、自分で選べるようにしておくとよほど寒くない限り、昼間は外に居て、夜も寒くなければ勝手に出てきてしまいます。寒そうにしていればだめですが、すごいものです。

 経験として人間のコントロールは最小限に。本来の能力をひきだすこと、そう感じる毎日です。


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