April 15, 2011

鶏夫婦

春の雛を買いに草加へ行ってきました。後藤孵卵場関東営業所です。

「杉並でしょ。オス大丈夫?」

電話で何回か声を伺っているけれど、以前、お世話になっていた方とは違う男性(社長さん?社員さん?)が心配そうに聞いて来た。正確正直な答えは何かなあ、と頭をめぐらしつつ、「昔、放し飼いにしていたときには隠れて雛を孵してしまってオスが沢山生れ、ご近所からクレームを戴いたことはあります。」(確か十数年前)「ただ最近はそういうお話はないです。」

「それにオスがいるとメスが落ち着くような気がするので」と言うと、

間髪居れずに「そうなんだよね~!!」

あ・・~~よかった!やっぱりそうなんだ。なんとなく感じていたことは確かだったんだ。鶏の世界も人間に負けず劣らず、いろいろな感情が渦巻いているように見える。動物的(当たり前だけれど)で直情的な分、しっとや欲求不満も激しい。(抑制がないのでしょう。)だから安心していられる環境だとメスの落ち着き方が全然違う。反対は悲惨だし、オスの鳴き声より、メスが騒いだ時のほうがとんでもなくうるさいのだ。

鶏が落ち着いて暮らすには平飼いしているだけではだめで、餌に満足して、水が適切で、環境に満足して、健康で愛があってハッピーでいる!なかなか難しい。時々人間のほうがグロッキーするときがある。

メスは廃鶏にしても、慣れたオスをずっと置いていた。その方がオス同士競り合って鳴くのに、すでに分かり合った相手だから、騒がしさが少しはちがうだろうと思っていた。でも誤算あり。メスは若くて花盛り、オスは・・・かなりお疲れ気味。の、結果。メスのストレス指数が上昇。オスは可哀想にぼろぼろに。わかりました。やっぱり雌雄は生涯を共にしなきゃ、です。愛情だって結構深いんです。

もう鶏飼いをして二十年近く経つのに、鶏を日々観察しながらも作業的にこなしていた部分が、近頃は瞬間瞬間に動物の「心」に触れてしまってめまいすら感じる。でもそれが真実の姿?なのだから、それなりの心があるということを知ってしまった以上、知らないことにもできない。

大震災の後、ニワトリ達は怖がって荒れてなかなか元に戻らなかった。私は鶏舎にいなかったから、その時、どうだったのかはわからないが、パイプハウスの鶏舎の中仕切りの扉が開いてしまっていたから、ガシャガシャと大きな音を立ててぶつかったりしたのではないかと思う。小さな足で揺れる地面をどんな風に感じたのだろう。

とにかくまた雛たちが少しでも幸せでいてくれるよう今年もがんばろう!
そう思って春の育雛スタートします。

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April 06, 2011

今週の直売所 4/5-10

東日本大震災により被災されました方々に深くお悔み申し上げます。

あの日から心の中でいろいろな事が変わりました。
まだまだ整理はつきませんが、もし農業ができなくなったらということを考えた時、築き上げてきたもの、受け継がれてきた想い、目の前の鶏たち、くらくらするような衝撃でした。とても言葉に出来ないくらいの何か。
就農した頃は農業を続けることに四苦八苦して、「やめたい」「やめられない」と悩んだこともありました。いまは万が一の時、喪失感のほうが大きいようです。鳥インフルエンザに地震、原発事故と大変な年ですが、それでも出来る限りを務めて頑張りたいと思います。

地震で鶏たちもほんとうに大変でした。やっと少し落ち着いてきたようです。やっぱり怖かったんでしょうね。

今週の直売所は

菜の花、九条ねぎ、人参(売切次第)、夏みかん、卵、東京烏骨鶏卵

などです。

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April 05, 2011

今年も「東京の食を極める! 第5回東京発!物産・逸品見本市」 に参加します!

今年も
東京の食を極める! 
第4回東京発!物産・逸品見本市 に参加します。

5月19日(木) 11:00~12:00
新宿駅西口広場イベントコーナーで開かれる物産・逸品見本市の農産物タイムサービスコーナー・プチマルシェに

地粉(農林61号・中力粉)
自然卵
東京烏骨鶏卵

を出品予定です。
また詳細が決まり次第、アップ致します。

会場でお待ちしております。

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February 28, 2011

杉並区広報特別番組放映のお知らせ

養鶏を始めて18年になりました。
支えてくださいました多くの方々のおかげで仕事が出来、現在、区内唯一の養鶏業となっています。
100羽以下と規模は小さいですが、このたび杉並区広報特別番組「すぎなみの農業を知る」に取り上げていただきました。何より皆様に感謝申し上げます。

就農により、方向性を模索し、ものになるかどうかもわからないところからの試行錯誤でした。
ですが年月を経て振り返ると唯一、私らしく農業の出来る分野が養鶏でした。十数年前の放し飼いを取り入れた牧歌的な養鶏。鳥インフルエンザが流行するいま、鶏舎は防鳥網に囲まれるようになりました。それでも私なりの考え方を大事にこれからも努力を重ねていこうと思います。

DVDにまとめられた番組は「杉並区で農業を営むことの現状や今後の展望など」を取り上げたものです。
三軒の農家と区・農協の取り組みが紹介されています。

下記のようにTOKYO MX テレビにて放映が予定されています。

テレビ局  :  TOKYO MX (デジタル9チャンネル)
放 映 日 : 2月27日(日) 12時(正午)~12時15分
         5月22日(日) 12時(正午)~12時15分

区内の小中学校、農芸高校、図書館等に配布、閲覧できるようになる予定です。また近日中に杉並区のホームページからも閲覧できるようになる予定とのことです。

flair杉並区ホームページに公開されました。
こちらをどうぞご覧ください。

http://www2.city.suginami.tokyo.jp/video/video.asp

※動画をご覧いただくには、Windows Media Player(無料) が必要です。

今後とも仕事を通してさまざまなことを学びながら、社会の中で役に立てるよう努めてゆきたいと思います。

*1995年東京都フレッシュ&Uターンセミナー(養鶏)受講の折から、農業普及員として長くご指導戴き、近年退職されました山谷勝宣先生にこころより感謝申し上げます。

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May 21, 2010

東京の食を極める! 第4回東京発!物産・逸品見本市 ご来場有難うございました。

「東京の食を極める! 第4回東京発!物産・逸品見本市」 
ご来場有難うございました。

一時間のタイムセールの中でたくさんのことを学ばせていただきました。

数少ない卵はあっという間に完売。ご希望のみなさまに買っていただくことができなかったことは申し訳なくお詫びします。買って頂けた皆様にはおいしかったと感じていただけたら、本当にしあわせです。

地粉は「作らないからね~」とおっしゃられる方が多かったのですが、セールスの甲斐あって!?挑戦する気持ちになってくださった方がずいぶん買ってくださいました。現代は時間のほうが貴重でなかなか手作りというのはハードルが高くなったと実感しましたが、作ってみると案外楽しいものです。そしておいしいです!!

次回、うどんの作り方を記事にしたいと思います。

リタイア後のお父様の趣味に、お孫さんとぜひいかがですか?
昔、祖母は”おもし”代わりに私を背負ってうどん踏みをしました。かつての農家の食彩は共働きのために時間を上手に使う工夫にあふれたものでした。
季節は”夏”に向かいますが、このうどんに季節はあんまり関係ありません。薬味次第、食べ方次第。奥の深ーいうどんづくり、次回をお楽しみに。

追伸: ただいま直売所でも 地粉 「農林61号」 中力粉 無農薬・無化学肥料 販売中しています。 


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April 26, 2010

東京の食を極める! 第4回東京発!物産・逸品見本市 に参加します!

東京の食を極める! 
第4回東京発!物産・逸品見本市
 に参加します!

来る 5月13日(木) 11:00~13:00 
新宿駅西口広場イベントコーナーで開かれる物産・逸品見本市の農産物タイムサービスコーナー・プチマルシェに

地粉(農林61号・中力粉)
自然卵
烏骨鶏卵

を出品予定です。

Bussantenweb

農林61号は新しい小麦が出てもなお人気のある美味しい小麦です。中力粉はうどん用に向いた小麦粉です。でも工夫次第で風味豊かな美味しい洋菓子も焼けます。ぜひ会場でヒントをお教えします。関東地方・武蔵野では昔からうどんを家庭で作り、物日には特に大切な一品でした。

自然卵はこのブログでご紹介しているニワトリたちの卵chickです。平飼いで野菜くずをたっぷり食べて元気に過ごしています。烏骨鶏のたまごとともに会場に並びます。数が少なく売り切れ次第ですので、目当てにお越しになる方はお早めにどうぞ。

会場でお待ちしております。

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April 07, 2007

鶏舎清掃記 2007.4

 今日はしばらく懸案事項だった鳥小屋の掃除をしました。なぜ懸案事項のままだったか、というと、何しろこれがとても重労働だからです。年に約2回程度ということもあり、腰を上げるまでに時間がなんとなくかかってしまいます。さらには他の仕事も忙しくなり・・・。ということで今回は思い切って友人に声をかけてしまいました。

 彼女はほぼ私と同年代ですが、農業にとても興味があります。それで「もしも鶏を飼うことになるかもしれないわけだから・・・」と言いつつ、お手伝いをお願いしました。有機循環農業に鶏は大切なパートナー。でも今日仕事を終わってつくづく感じたことには、さすがに私も40代に突入し、仕事の能率が落ちてきたということ。以前は一日で二区画半ぐらいの掃除を仕上げたのに、二人でやっとのこと2区画の土入れまででした。(チップは入れられません)彼女も終わって「山登りをしたような感じ」という感想。やることはほとんど土方仕事のようなものだからです。ほんとうにありがとう!!

 1区画17㎡ほどが4区画で一つの鶏舎となっていて、すべて土間に平飼いです。以前書いたこととおもいますが、土の上に木の枝のチップを敷き詰めています。それが半年経つと鶏糞と混ざり、すっかりカタチがなくなります。それを運び出してさらに外でチップと混ぜ、堆肥化します。その運び出しが半年に一度、廃鶏に出してから、新しい雛が45日齢になるまでの間にします。お天気もうす曇で風のないときが最適です。砂状になった堆積物を鍬やスコップやレーキなどを使って運び出し、山積みします。鶏舎の中に重機が入れられないからです。その後に出してしまった分の土を補充します。これは乾燥していないのでかなり重く、疲れが出始めた体力に追い討ちをかけます。

 初めての経験だった友人がお茶を飲むために一休み、私の顔を見て笑い出し「そのままドン・ジョバンニの舞台に出れるよ‼!と大笑い。そういう彼女の顔も、なのでした。

 それにしてもこんな作業があと20年して出来るものだろうかと、さすがに不安。一人で出来ないというより、一人だと気の滅入る作業だからです。あんまりにも大変なのでサポーターを探すのにも気が引ける仕事です。年に二回のこのときだけが特に頭痛の種。一体そのときどうしよう?

 実は去年の11月、杉並区農業委員会より品評会に出した東京烏骨鶏のたまごで表彰状を頂きました。気がつくと鳥飼いも15年。まあやっと一人前になりつつあるかなというところで、嬉しい出来事でした。みなさま有難うございました。先日は自然卵ネットワークの「自然卵通信」にも寄稿させていただきました。
 めげることもありますが、とにかく地道にがんばります。

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